〜近代化と先人たちのワイン醸造 140 年〜

茨城県牛久市・山梨県甲州市
【日本遺産申請】

広大なブドウ畑(甲州市)

このように、牛久市と甲州市は日本ワインのふるさととして、いずれもフランスから先端技術と知識を導入し、国営で果たせなかったワイン醸造を民間の力で実現しました。その根底には生産体制の「大規模化」という共通の目標があり、牛久市はブドウ栽培から醸造・瓶詰まで一貫して生産する「シャトー」として実現させたのに対し、甲州市はブドウ栽培と醸造・瓶詰を分業化して地域ぐるみで生産する「ワイナリー群」を構築することで、現在にまで連綿と続く一大産業として確立しました。

 
牛久市と甲州市で明治時代に誕生したワイン産業は、方式は違えども同じ生産体制の「大規模化」という考えに根ざし、現在も地域経済に大きく寄与しており、140 年にもわたる歴史と文化を感じられる佇まいは、日本ワイン発展の歴史を体感できる旅へといざないます。